JV(ジョイントベンチャー)とは何かを具体的に説明すると、自分が持っているリソースと、相手の会社が持っているリソースを組み合わせ、双方メリットがあるような形でビジネスを発展させていく、というビジネスモデルです。
私の例で言えば、私が持っているリソースは「インターネットマーケティングの知識」でした。どういった構成のホームページを作れば、そのホームページから商品が売れていくのか?といったことです。
反対に、私にはそのノウハウを伝える見込み客がいませんでした。
一方、ホームページの製作会社のリソースは何だったかというと、そのリストを大量に持っていたことでした。ですが、彼らはホームページを製作することはできても、見積もり依頼のすべてを受注につなげることはできませんでした。相見積もりで金額的に負けて依頼を逃してしまうこともあったのです。
そこで、私はその依頼を逃してしまったリストにアプローチをしてもらいました。「御社のホームページから売上は上がっていますか?」というふうに。
すると、99%の会社は「ノー」と答えます。
なぜなら、ホームページ製作業者はサイトを製作するプロでも、どんな要素をサイトに加えれば売れるホームページにできるかはわからないからです。
そこで、「今度、北岡さんというインターネットマーケティングの先生がホームページの勉強会を開いてくれますが、参加されませんか?」という提案をしてもらい、セミナーに集客してもらったのです。
そして、私がセミナーをして、そのバックエンドでこの会社でホームページを作り直すというオファーと、私のコンサルティングを受けるというオファーを売り込んでいくことができたのです。
これによって、私は見込み客がいない状態から、そのホームページ製作会社のリソースを借りて、一気に年商4,000万円まで持って行くことができたのです。